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瓦屋根のご質問
- Q.瓦屋根にしたいのですが、豪雪地帯なので凍害が心配です。
- A.寒冷地では、冬期に亀裂や剥離などの凍害が発生やすい為、昔は瓦はあまり使われていませんでした。しかし今では、瓦の吸水率の低下や強度アップなど性能が向上し、凍害試験でも瓦の優れた耐寒性能が立証されています。
- Q.瓦屋根は経済的といいますが、本当ですか?
- A.本当です。最初ににかかる製品価格や工事費などは、瓦屋根よりも他の屋根材の方が安価ですが、瓦屋根は高い断熱性をそなえているので、冷暖房費などに要する初期費用が抑えられます。さらに、何年経っても色あせしないので塗装をする必要がないため、メンテナンスコストがかかりません。
ところがスレート系や金属系など他の屋根材の場合、10年も経てば色あせしてきますから定期的な塗り替えが必要となり、メンテナンスコストが結構かかり、結局、高いものにつきます。
つまり30年、40年の長期間にわたるトータルコストで考えると、瓦屋根は実に経済的な屋根材です。住まいは建ててからのコスト管理を考えることも大切です。メンテナンスの手間もコストがかからず、丈夫で長持ちする瓦は、決して高い屋根材ではないということを覚えておいてください。
- Q.地震に強い屋根というのは本当にあるのでしょうか?
- A.「地震に強い家」というのはありますが、「地震に強い屋根」という表現は、あまり適当ではありません。地震に強いか弱いかは、家全体の構造や地盤の良し悪しによって大きく違ってくるからです。もちろん屋根も構造材の一つですから大きく関係してきますが、屋根だけを取り上げてどうだというのは、あまり科学的な態度とはいえないでしょう。
とはいえ、屋根自体の強度を上げる工夫はつねに行っていく必要があります。その大きな成果が、平成13年に完成した「ガイドライン工法」です。ガイドライン工法は、震度7の阪神大震災(818ガル)クラスの地震にも、瓦を落とさない、ズラさない画期的な工法ですので、「地震に強い屋根」といえるかもしれません。
テレビ報道については、大変難しい問題ですが、昭和56年の建築基準法の改正以前に建てられた住宅には、瓦屋根の家にかぎらず構造上の問題が大変多いことが知られています。
- Q.ガイドライン工法とはどんな工法ですか?
- A.「ガイドライン工法」とは国が定めた新しい建築基準法の求める水準をどのようにしたらクリアできるかを、独立行政法人建築研究所や瓦メーカーの全国団体、瓦工事業者の全国団体が、様々な実験を繰り返し、自主的に決めた基準です。したがって、「国の基準」ではありませんが、国の基準に準ずる工事基準といえましょう。
新しい建築基準法は、工事のやり方、方法を細かく定めた「仕様規定」ではなく、「性能規定」による基準が設けられています。科学的データに基づいて、この屋根は風速何十メートルに耐えられるか、震度いくつに耐えられるかの「性能」を持つ工事をしなければならないからです。もちろん、工事のやり方が細かく決められているわけではありませんから、その方法(モデル、ガイドライン)を示さなければなりません。
「ガイドライン工法」は、台風の時の風圧や地震に対して、瓦がはがれて飛んだり落ちないように、屋根業界が一体となって自主的に細かい基準を定めた「屋根の新しい性能を満足させるための工法」とご理解ください。
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